信仰と結びついた全国唯一の牛馬市
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■大山が「日本遺産」に! 文化庁という国の機関が、「日本の宝物のような物語」として認めたのが「日本遺産」です。鳥取県の大山を中心としたストーリーは、2016年にその仲間に選ばれました。 1. どんな物語なの?物語の主役は、大山と牛や馬です。 昔、大山には「大山寺」というお寺があり、そこを中心にして「牛や馬の神様」への信仰が広がりました。江戸時代から明治時代にかけて、大山には日本中からたくさんの牛や馬が集まる「日本一の牛馬市(ぎゅうばいち)」が開かれるようになったのです。 2. つながる4つのまち大山へ向かうための道(大山道)でつながった、大山町・伯耆町・江府町・米子市の4つの市と町が、みんなで一つのチームとして選ばれています。 3. 大切にしている合言葉 この地域の人たちが昔から大切にしている言葉は、「大山(だいせん)さんのおかげ」です。 * おいしい水が飲めるのも * 食べものが豊かに育つのも * 牛や馬が元気に暮らせるのも すべては大山という大きな山が守ってくれているから、という「感謝の気持ち」がこの物語のいちばん大事なところです。 「大山は、大昔から牛や馬の神様として大切にされ、たくさんの人や動物が集まって栄えてきた特別な場所。自然の恵みに感謝する心が今も息づいている素敵な物語」として、日本の宝物、「日本遺産」に選ばれたということです。